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ダイエットや減量に効果あり?共役リノール酸の効果やメリット・デメリットについて解説するぞ

この記事では、共役リノール酸(CLA)がダイエット効果や体脂肪減少効果があると言われている理由や、安全性などを管理栄養士が解説していきます

共役リノール酸(CLA)とは?

 

共役リノール酸は反芻動物から見つかった不飽和脂肪酸で、反芻動物の消化管内で微生物が産生する。ウシの乳や乳製品に含まれる脂質の0.34-1.07%、牛肉に含まれる脂質の0.12-0.68%を占める[1]。

共役リノール酸は構造的にトランス型の二重結合を有するものも多く、天然に含まれるトランス脂肪酸であるが、体内で非共役トランス脂肪酸以外の脂肪酸と同様に振る舞うことから、アメリカ食品医薬品局ではトランス脂肪酸の規制から除外している。デンマークにおけるトランス脂肪酸の規制でも同様に規制対象外となっている。

Wikiより

 

ざっくり説明すると

脂質の中の不飽和脂肪酸の仲間です

不飽和脂肪酸とは?

脂質の一部であり、身体を作る材料となったり、エネルギーになったりします。

一部の不飽和脂肪酸には、脳神経系に良い影響を与えたり

アレルギー症状の緩和に影響を与えるものもあります

よく聞くリノール酸とは別物と考えてください

 

ちなみに天然に含まれる共役リノール酸(CLA)は

牛などの反芻動物(はんすう)の体脂肪や乳脂肪中に多く

含まれます(牛肉やチーズ、牛乳など)

 

反芻動物の胃の中の微生物が

脂肪酸を代謝するときの中間産物として

共役リノール酸を生成するからです

とは言っても含まれるのは

反芻動物の脂質1gあたり25mg程度なので

生理活性効果を求めるのには少なすぎるでしょう

 

効率的に摂取するのは

サプリメントがオススメです

 

サプリメントによって生成される共役リノール酸は

不飽和脂肪酸として有名なリノール酸を

アルカリ異性化して生成されます

 

その時にリノール酸から

動物にも含まれる天然型のCLA

10t,12c-18:2と呼ばれる

人工型のCLA

1:1の割合で生成されます

 

面白いのが

動物にも含まれる天然型のCLAの生理機能が

動物の成長促進・発ガン抑制作用と限られるのに対して

人工型のCLA

天然型の生理機能に加えて

あらゆる生理機能を示します

つまり

人工型のCLAの方が生理活性の多様さの点では優っている

というなんとも言えない事実です

(総合的に見たらどっちが優れてるとは言い難い)

 

そもそも共役リノール酸は

1930年代には存在が知られていたんですが

脚光をあびるようになったのは

1980年代のPariza らによる

ハンバーガー抽出物からの抗変異原性の発見によるもので

その正体が共役リノール酸だったという話です

参照 M. W. Pariza & M. A. Hargraves, Carcinogenesis, 6, 591 (1985).

 

共役リノール酸(CLA)の効果・メリットとは?

 

ここからが本題です

なぜ共役リノール酸がサプリメントによって

よく飲まれているのか?

 

それは

ダイエット効果や体脂肪減少効果がある

からです

 

これまでの研究によって共役リノール酸は

これらの生理機能があると言われています

(条件付きの研究による)

抗がん作用や抗動脈硬化作用

体脂肪減少

免疫機能改善

抗酸化作用

骨代謝改善

 

その中でも今回は

体脂肪減少

いわゆるダイエット効果に着目して

効果やメリットを解説していきます

 

なぜ数ある栄養成分の中で

共役リノール酸がダイエット効果があるとして

注目されているのでしょうか?

 

その理由の1つは

動物実験による効果実証だけでなく

ヒトによるCLAの効果が報告されているからです

 

ちなみにこのダイエット効果は

上に記した

天然型の共役リノール酸ではほぼ見られず

人工型の共役リノール酸で見られます

 

CLA 共役リノール酸を摂取することで

どのような機序でダイエット効果につながるのかというと

・リポタンパク質リパーゼの活性を抑えて,食事由来の脂肪酸の脂肪組織への取り込みを抑える

・脂肪組織の脂肪酸合成酵素の活性を抑える

・脂肪組織における脂肪分解を亢進させる(脂肪分解に関わるホルモン感受性リパーゼのmRNAの発言を共役リノール酸が抑えたというネガティブな報告もある)

・β酸化の亢進(簡単に言うと脂質の代謝を上げる)

・酸素消費を高め、エネルギー消費を増やす

これらの効果により

ダイエット効果につながります

 

共役リノール酸(CLA)の摂取方法は?

 

共役リノール酸は

マウスや人による実験データが年々増えています

動物や個体差によって効果の差がありますが

ヒトで共役リノール酸の効果を期待するには

1日あたり1.73.4gの共役リノール酸を

(天然型と人工型が1:1)

継続的に摂取する必要があります

 

ちなみにダイエット効果を期待して

食事から共役リノール酸を摂取するのは

ほとんど効果がないので

サプリメントをオススメします

 

理由は食物に含まれる

天然型の共役リノール酸の生理活性には

ダイエット効果を期待できるものはないからです

 

参照

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8118808

https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/10/11/10_415/_pdf/-char/ja

 

 

共役リノール酸のデメリット・リスク

 

ここまで述べた点は良いことやメリットばかりでしたが

ネガティブな点はどうなんでしょうか?

 

まずは過剰摂取による点です

 

ダイエット目的で食事由来の共役リノール酸を

摂るのは意味がないと先ほど述べたのですが

食事由来の共役リノール酸の生理活性を期待して

摂取したいのであれば

食事由来はあまり効率的には摂取できないどころか

脂質やエネルギーの過剰摂取になってしまうので

あまりオススメはしません

 

ではサプリメントによる過剰摂取のリスクはどうでしょう?

 

市販されている共役リノール酸の安全性に関してですが

1日あたり36gの共役リノール酸摂取による

副作用はこれまでには報告されていません

参照

Y. Park & M. W. Pariza, Food Res. Intern., 40, 311
(2007).

 

日本人の場合でと、過体重の男性に

共役リノール酸を、1日あたり3.4g

3ヶ月継続的に摂取させても異常は認められていません

参照

T. Iwata, T. Kamegai, Y. Yamauchi-Sato, A. Ogawa, M. Kasai, T. Aoyama & K. Kondo, J. Oleo Sci., 56, 517 (2007) .

 

その一方で

共役リノール酸摂取による

インスリン抵抗性の懸念がある報告もあります

1日あたり3.4gの共役リノール酸を3ヶ月摂取で

体脂肪減少効果は認められているものの

インスリン感受性の低下が見られました

 

しかし天然型と人工型の混合型の共役リノール酸は

インスリン感受性の低下は見られずに

体脂肪減少効果は認められていました

 

これは、人工型の生理活性による影響があると

見られますが、後々明らかになるでしょう

 

オススメの共役リノール酸

 

これは私が愛用しているスポーツ栄養ブランドの一つで

イギリス発のマイプロテインの共役リノール酸です

実際に私も服用しています

一粒がやや大きいカプセルタイプです

 

 

こちらは宮城県に拠点を置く

ボディプラスインターナショナル社の

BULKSPORTSの共益リノール酸です

BULKSPORTSは日本のアスリートを中心に

信頼があります

海外製に抵抗がある方はこちらをどうぞ

 

ここまで読んでくださりありがとうございました!